地域住民との協働による河川広場の設計
※土木學會誌 2002.6 Vol.87 P33 に掲載されました。
当該業務の実施にあたり、「宮守川河川広場を考えるワークショップ」でのメインテ-マである『心のふるさと、すてきな水辺』に基づく、地元住民の提言が出されていました。
これらの提言要旨を取りまとめ、分析、検討し宮守川河川広場計画に反映させるものです。
技術的特長
ワークショップの骨子をもとに,地元住民の意見を取り入れたコンセプトを提案し,イメージパースの作成を行いました。
また、河床・水際部では、小落差工及び置石工によって流れに多様性をもたせ、水生動植物の生息空間の確保、変化に富んだ水辺を創出し、高水敷(死水域)においては、身障者等も水辺に近づけるように通路を設け、、寝そべったりして休息の出来る空間を策定しました。
河川環境に配慮し、地域住民の意見を取り入れた河川広場の設計が実現できたと考えます。
地域伝承の『河童石伝説』を取り入れ、子供達が遊べる「やすらぎの広場」「心のふれあいの広場」として整備されています。