地球の誕生は46億年前、原始生命の誕生は40億年前といわれています。
地表で見られる日本最古の地層は、飛騨外縁帯とよばれる飛騨山地の古生代オルドビス紀(およそ4億5千万年前)の地層で、コノドントと呼ばれる日本最古の化石がその地層から発見されています。この地層が発見される前までは、日本最古とされていたのは北上山地のシルル紀層とその化石でした。
化石とは、過去(地質時代)の生物の遺骸または生物が残した痕跡ですが、このように、化石は地質年代を知る有力な方法のひとつです。化石は地質年代の指標となるだけでなく、その生物が生息した当時の地球の環境を知る手がかりにもなるのです。
岩手県内には、古生代から新生代までのいろいろな地質が分布しており、それぞれの地質時代の多様な化石が見つかります。このような県は、全国でも珍しいと思われます。化石マップには、岩手県内各地や隣県で採取した化石を掲載しました。どうぞこのマップ上で化石採取の旅を楽しんでください。
日本、〒024-0331 岩手県北上市和賀町横川目
—
菱内川、北上市横川目
魚のウロコがたくさんあります。右側は魚類の化石らしい。
魚鱗・魚類の化石
後期中新世
菱内層
砂岩・泥岩互層
39度18分35秒、140度56分46秒
—
菱内川、北上市横川目
魚のウロコの他、右下は植物の葉のようです。
魚鱗・魚類の化石
後期中新世
菱内層
砂岩・泥岩互層
39度18分35秒、140度56分46秒
—
菱内川、北上市横川目
魚のウロコの他、魚の骨の化石らしいものがあります。
魚鱗・魚類の化石
後期中新世
菱内層
砂岩・泥岩互層
39度18分35秒、140度56分46秒
日本、〒024-0324 岩手県北上市和賀町山口
貝類の化石
北上市和賀町山口
最後期中新世~前期鮮新世
竜の口層
泥岩
林道の奥に入ったヨリ沢の河床に貝化石が密集します。
39度16分33秒、140度57分28秒
ご注意ください
- 地図はあくまでも目安で、厳密なものではありません。
- 現地への立ち入りや採取には、地権者または管理者への許可が必要です。
掲載記事一覧
https://showacd.co.jp/category/coffee-break/fossil-map