厳しい構造制限に対応した橋梁設計
当該橋梁は、二級河川雪谷川を渡河する国道395号の橋梁です。
当該地区において、雪谷川河川局部改良計画が進められており、その事業の一環として当該橋梁の架け替えに伴う詳細設計業務です。
技術的特長
橋梁形式:ポストテンション方式2径間連続中空床版橋
計画するにあたり数々の問題点が浮上しました。
橋梁前後には連続して民家が近接しており、路面高を高くすると民家への車両侵入が困難になることが懸念され、上部工構造高を極力低減させる必要がありました。
また、橋梁部において、道路縦断曲線および平面曲線が挿入されており、柔軟に対応可能な構造形式とする必要がありました。
以上の制限事項を念頭に置き、且つライフサイクルコストを含めた経済性、構造性、施工性、さらには周辺状況との景観性など、トータル検討によって橋梁形式を選定しました。