防潮堤等海岸構造物の設計
三陸沿岸地区において測量調査及び土質調査等の成果に基づき、本地区に最も適合する陸閘形式及び扉体形式を選定し、比較検討した上で決定された陸閘形式及び扉体形式に対して詳細設計を行いました。
防潮堤構造断面は、設計済み区間における構造断面との整合性を考慮し、重力式防潮堤を採用しました。
陸閘扉体形式は、横引きゲート、マイターゲート、旋回(オープン)ゲートでの比較検討を行い、操作性等に優れる「横引きゲート」を採用しました。
技術的特長
横引きゲートの戸袋位置を海側に設け、山側の掘削の影響を最小限に抑えるとともに、避難施設の施工を容易にしました。
また、開口部の形状検討に際し、ボックスタイプとオープンタイプについて比較検討を行い、経済性、操作性に優れる「四方水密形式のボックスタイプ」を採用しました。