人と車の共存でにぎわいを目指した道路計画

 「くらしのみちゾーン構想」に登録された商店街おける道路概略設計業務をご紹介します。

計画にあたって、社会実験やワークショップを実施し、地域住民の要望を収集しました。その結果、歩道と車道の間に人と車が共存できる「兼用ゾーン」を設け、沿道ににぎわいを取り戻そうと考えました。

これによって、ユニバーサルデザインに適応する歩道と大型車相当の車両がすれ違いできる車道幅員を確保し、さらに、荷降ろしやバスの停留スペースを創出できました。

兼用ゾーンの利用形態は、「くらしのみち」の観点から歩行者や自転車が優先的に利用するものと位置づけますが、車のすれ違いスペース、荷捌きスペースやバスの停留スペースとしても利用が可能となるため、利用者全てが『ゆずりあい』の気持ちを持って利用することがにより、その機能を安全かつ十分に活用できるものです。

技術的特長

  • 「くらしのみち」の観点から歩行者歩行者・自転車を優先とした安全で快適な道路空間構築を目的とした計画
  • 人と車が共用する「兼用ゾーン」の設置、にぎわいの回復
  • 電線類地中化及び融雪施設の検討
  • 車両の速度抑制を目的とした狭窄部と植栽の設置

 ◤中途採用・求人情報◢ 
実務経験者を募集しています。
・橋梁、道路、河川、法面、砂防などの構造物設計
・インフラ点検診断、補修設計、耐震設計など
・地質調査、解析業務など

有資格者は優遇いたします(技術士・RCCM等)
優遇資格(分野例)
・道路
・鋼構造及びコンクリート
・河川・海岸及び海岸・海洋
・土質及び基礎
・トンネル
・地質 など

募集職種(総合的な技術職)
・道路、河川、一般構造物等の概略設計、予備設計、詳細設計等の実務経験者
・橋梁補修設計、耐震補強等の実務経験者
・調査、解析業務の実務経験者
・3次元CAD操作、3次元計測、3次元解析、3次元設計等の実務経験者

勤務地

・岩手県、盛岡市エリア、矢巾町(本社)、採用時期等は希望に沿って相談に応じます。