橋梁定期点検の新技術導入について
なんでもインフォ 2021年10月号
我が国のインフラは、高度経済成長期以降に整備されたものが多く、今後、建設から50年以上経過する施設の割合は加速的に増加するため、その維持管理・更新が課題となっています。
平成26年から橋長2.0m以上の道路橋では5年に1回の定期点検が義務付けられ、近接目視による点検が基本とされています。ただし、新設橋は供用開始後2年以内に点検が必要です。
現在、2巡目の定期点検が実施されていますが、国土交通省では、「新技術利用のガイドライン(案)」および「点検支援技術性能カタログ(案)」を整備・拡充し、道路橋等の道路構造物の定期点検に新技術の活用を推進しています。
今回は橋梁定期点検における新技術導入について紹介したいと思います。