道路土工-切土工・斜面安定工指針の改定について
なんでもインフォ 2009年8月号
わが国は山岳国であり、急峻な地形のところに道路を建設せざるを得ないことが多いため、切土も多くなります。また、わが国は降雨・降雪が多く、また世界有数の地震国であることから、これらに起因して道路法面とそれに続く自然斜面の崩壊や落石、地すべり、土石流等が発生することが多くあります。
この様な災害を防止し、道路のり面・自然斜面の安定を図るための指針として、「道路土工-のり面工・斜面安定工指針」が発刊されました。本指針の発刊後、技術の進歩や技術水準の向上に合わせて昭和61年、平成11年の改定を経て、今回「道路土工-切土工・斜面安定工指針(平成21年6月)」として改定されることになりました。
今回、道路土工指針は全面的に改定することになっており、「切土工・斜面安定工指針」、「擁壁工指針」、「カルバート工指針」、「軟弱地盤対策工指針」、「仮設工指針」、「盛土工指針」の6指針に再編され、順次刊行される予定です。