まちの風景や暮らしを支えているのは、一人ひとりの技術と想いです。昭和土木設計で働く人たちと、日々の仕事を支える社内の環境をご紹介します。
測量士の父の影響で建設業界へ。現在は事業推進部で入札関連の仕事に携わりながら、知識と経験を養っています。転職して感じた働きやすさや、昭和土木設計で働く魅力について聞きました。
父が測量士をしており、子どもの頃から「この橋は俺が測量したんだ」と仕事の話を聞いていたため、建設業界に興味を持っていました。大学では法律に関することを学び、卒業後は他社で施工管理の仕事に挑戦。その後、地元である秋田県に近い場所で働きたいという思いが強くなり、転職を決意しました。現在所属している事業推進部であれば、大学で学んだ法律の知識が生かせるかもしれないと思い、入社を決めました。
事業推進部の仕事は、どちらかというと営業職に近いイメージです。弊社は行政の案件を多く手掛けているため、入札公告は毎朝欠かさずチェックします。仕様書を見ながら参加可能な案件かどうかを判断するほか、案件の受託に向けて必要な書類を揃えるなどの業務を担当。デスクワークが基本になりますが、入札に参加する場合は役場へ出向いて入札書を提出するなど、外出の機会も少なくありません。入社してすぐの頃は、先輩と一緒に行動して実際の入札の流れや進め方を学んでいきました。
入札に参加するに当たって、業務にかかる費用を積算していきます。「この業務にはどれくらいのお金がかかるのか」「どのくらいの人手が必要なのか」などを考えながら金額を出していくのですが、最初は慣れない作業に戸惑い、難しく感じていました。でもやってみると意外に面白くて、少し法律に似ている部分もあると感じています。ゼロから自分で考えるのではなく、道路や河川、橋梁などの設計業務に必要な作業量を確認する「設計業務等標準積算基準書」や、技術者の人件費などの単価を確認する「設計業務等単価表」など、さまざまな基準書をもとに積算し、弊社の入札金額を決定。法律も、六法全書などを見ながら根拠になるものを探していくので、そういった点で共通する部分があると思っています。
話しやすい人ばかりで、コミュニケーションの取りづらさを感じたことはありません。今はまだ経験が浅く、技術面の知識が足りないため、わからないことがあればすぐに先輩に確認しています。もちろん自分で調べて勉強もしていますが、上司や先輩が日頃から気にかけてくれるので、困ったことがあっても相談しやすいです。また、同じ部内に年齢が近い社員が多く、そうした面でも気軽に話しかけやすい環境です。
これは入社の決め手の一つでもあるのですが、フレックスタイム制を導入しているところです。弊社を知るまでフレックスタイム制で働くという考えがなかったので驚きましたし、10時〜15時のコアタイム以外は、自分のライフスタイルに合わせて出社や退社の時間を選ぶことができます。「この日は朝一番で予定を入れたい」というときなど、日によって時間を調整できるので便利です。繁忙期には残業することもありますが、楽しく仕事ができているので、それほど大変だと感じたことはありません。
私たちは直接施工をする立場ではありませんが、街づくりを支える土台となる部分を担っています。自分の仕事がより良い街づくりに役立っていると実感できますし、地域の未来を守る仕事に貢献できているということが、大きなやりがいにつながっています。今後の目標は、周りの人たちに迷惑をかけないよう、技術的な面も含めて知識を養うことです。中途入社ということもあって、年齢に対してまだまだ経験が足りないという自覚もあります。業務に役立つ資格は積極的に取得していきたいですし、日々の仕事の中でも経験を積み、スキルアップしていきたいです。
橋梁の新設や補修設計を担当し、地域のインフラを支える技術者として研鑽を続けています。入社のきっかけや、実際に働き始めて知ったこと、先輩に支えられながら技術士の資格取得を目指す現在について聞きました。
高校生の頃、卒業後の進路を考えていたときに、インフラや都市計画などの土木系に興味を持ちました。大学では土木関係の学科で学び、将来はまちづくりに関する仕事に就きたいと思ったのが入社のきっかけです。以前から地元で働きたいという思いがあり、当社の会社見学に参加した際、とても雰囲気が良かったこと、そしてフレックスタイム制が導入されているなど、ワークライフバランスの取りやすさを感じたことも入社を志望した理由です。
新しい橋の設計や、既存の橋の補修に関する設計を担当しています。近年は、今ある橋を直しながら長く使っていこうという考え方が主流になっているため、補修に関する業務が多くなっています。これまで関わった案件で特に印象に残っているのは、北上市にある大きな橋の補修設計をメインで担当したことです。もちろん先輩にサポートしてもらいながらですが、発注者の方とのやり取りなどもさせていただき、仕事の幅が広がるのを実感しました。学生時代は新しい橋を建てるイメージしかなかったので、補修や点検などをしながら、今ある橋を大切にしていこうという考え方が浸透していることも新たな発見でした。
大学時代に図面を描く授業を受けていましたが、入社後は実際の業務との違いを実感しました。私が特に苦労しているのは、計算です。橋梁の補修設計では、橋のどこが傷んでいて、どのように直せば必要な安全性や耐久性が確保できるかを計算して確認しなければいけません。とても複雑な計算で大変ですが、将来的に一人で仕事をこなすために、必要な知識とスキルを身に付けながら努力していきたいです。
岩手県の主催事業の一環として、当社では地元の高校生と一緒に橋梁点検に取り組んでいます。この体験を通して、高校生たちにこの仕事に興味や関心を持ってもらうことを目的とした事業です。当日は、橋梁点検車に乗ってもらったり、ドローンを使った作業を体験してもらったりと、さまざまな作業を一緒に行いました。日常生活の中で、下から橋を見上げる経験はなかなかないため、「すごい」と声を上げる学生もいました。そうやって自分たちの仕事を体験してもらうことは、私自身にとってもとても新鮮な経験になりました。
仕事のことはもちろん、それ以外のことも気軽に話せる雰囲気です。頼れる先輩や上司がいるので心強いですし、入社した当初から親切にしてくれる人ばかりだったので、働きやすいと感じていました。実は、私は活字が苦手で、設計するに当たって必要な基準書などを読むのに苦労しています。ただ、先輩に質問するとわかりやすく教えてくれるので、一人で四苦八苦するよりも格段に理解が深まります。将来は、自分もそういった先輩になりたいと思っています。
現在は、橋梁設計をする上で重要な技術士の国家資格取得を目指して勉強しています。初めての挑戦で、試験内容も何もわからない状態からスタート。ベテランの先輩に教わったり、社内の勉強会に参加したりしながら少しずつ進めています。一発合格は難しいかもしれませんが、資格を取得した後は、大きなプロジェクトにも積極的に関わりながら、自分の技術力を上げていきたいです。そうやって経験を積み、自分が携わった橋が長く使われていくことと、岩手県を中心に、自分が担当する橋が増えていくことが、自分にとってのやりがいになると思っています。
橋梁やトンネル、道路などの建設に欠かせない地質調査。ときには自然を相手にする難しさと向き合いながら、経験を重ねている社員です。仕事のやりがいや職場の魅力、今後の目標などについて詳しく聞きました。
大学時代は土木関係を学んでおり、会社説明会に参加した際、フレックスタイム制をはじめとする待遇の良さに魅力を感じて入社しました。現在は、橋梁やトンネル、道路などをつくる際に必要な地質調査や、土砂災害の危険がある区域で、地質や建物の状況などを調べる基礎調査を担当しています。地質を調べるボーリング調査は専門の会社に委託し、調査の成果をもとに、さまざまなリスクを考察。取りまとめた内容を設計に反映してもらい、最終的に構造物をつくる工事へと進んでいきます。主に担当しているのはトンネルの補修設計に関する調査で、劣化状況を確認した上で、調査結果の取りまとめなどを行っています。
社外の人と接する機会が多く、コミュニケーションの取り方に気を配っています。特に大切にしているのは、相手の立場に立って考えること。「こうしたい」だけではなく、「なぜそれが必要なのか」という理由も丁寧に説明して、相手に理解してもらえるように工夫しています。また、地質調査の難しいところは、自然相手であるということです。例えば、石灰岩という岩石があって、これは大昔の海でサンゴなどの生物に由来するものが堆積し、長い年月をかけて形成されたものです。水の影響を受けて溶食される性質があり、岩手県でいえば岩泉町の龍泉洞が石灰岩でできた鍾乳洞として有名です。一般的な地盤では、岩盤の状況が比較的予測しやすく、硬い岩盤が出てくる地点もさほど変わりません。しかし石灰岩は5mや10m程度の範囲でも岩盤の状況が変わるほか、水の影響で空洞になっている場合もあります。地盤の構造が複雑で、予測が難しいケースです。
やはり自分が携わった案件の工事が無事に完了して、構造物が形になったときに一番のやりがいを感じると思います。ただ私たちが行うのは工事の前段階であり、すべて終わるまでに時間がかかるものがほとんどです。そのため、これまで私が担当した案件はまだ完成していません。完成が楽しみな反面、無事に工事が終わることを願っています。
土石流などによる土砂や流木の流出を防ぐための砂防堰堤(さぼうえんてい)を造る工事で、その地質調査を入社1 年目に担当しました。調査結果をまとめたり発注者に説明したりと、初めての作業に戸惑うことも多かったです。わからないことは先輩や上司に確認して、自分でも調べて理解しながら一つずつクリアしていきました。
当社は、入社1~2年目の社員にも比較的大きな仕事を任せることが多いです。若手社員はプレッシャーを感じながらも、自分なりに考えて業務を行っていきます。そして経験を重ねた先輩方は、そうした若手社員を見守りながら、必要に応じてアドバイスをしています。自分としては、若手が主体的に挑戦できる環境と、それを見守るサポート体制のバランスがちょうどいい職場だと感じています。
大学時代に測量士補と技術士補の資格を取得しているので、今後はステップアップして測量士や技術士を目指したいです。また、地質についてさらに専門的な知識を身につけ、地質調査技士の資格も取得したいと考えています。そして当社の魅力は、無理なく働き続けられるところです。もちろん繁忙期はありますが、それ以外は定時に退社して家のことや勉強、趣味などの時間を持つことができます。フレックスタイム制も導入していますし、メリハリを持って働ける環境だと思います。